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2011年6月2日木曜日

Z750FX1 フロントフォークのオイルシール交換

強力馬力単車屋 WIZARD-2



Z750FX1のフロントファークからオイルが滲み出したのでオイルシールを交換します。



ホイールとフェンダーを外します。


D1と同じ4角のボルトです、フォークを装着した状態の時に緩めておきます。


タンクに傷が入らないように相棒のタンクカバーをしておきます。



ダストカバーを外してサークリップを外します。一度交換されているようで、これ位の錆はまだ良い方です。酷いのになるとサークリップが固着していたり、朽ちて細くなっていたりします。


インナーチューブ側から特工を突っ込んでパイプ止めをしてボルトを外します。このボルトを外すとインナーチューブが抜けます。Z2等は硬くでねじ山がナメてしまう事があります。最悪、リュウター等でボルトの頭を飛ばします。


特工でオイルシールを抜きます。Z2等はオイルシールが抜けない事がありました。やはりリューター等でアウターを傷が入らないようにオイルシールを削りとりました。



結構、固着していて外れにくかったオイルシール。




真っ黒になったインナーパーツを一つずつ綺麗にしていきます。



マイクロロンアセンブリで処理します。


ワッシャも新品に交換してロックタイトのネジロックを塗布して組付けます。
規定値:WPフォークオイル15番、油面150mm.
どうもフロントが下がっているのが気になっていたのでWPのサイトで確認するとD1、FX1はカラー付きとなっていました。(20年位前RSとD1の区別が曖昧でカラーが付いていなくて輸入元に不具合を伝えた事がありました。その頃はカラーを制作していました。その後D1用にカラーが付きました。)購入した時にカラーが入っていなかったのでスプリングが変更になったのかと思い、そのまま組付けてしまいました。反省。それで急遽アルミの角材から削り出しで17mmのカラーを制作して組付けました。


錆びにくいようにシリコングリスを多めに塗っておきます。


試乗してみるとなかなか良い感じです。フロントのトレースしたラインの少しアウト側へ後輪がスーっと回りこんで来て向きが変わるって感じで心地良いです。
完了。

クラッチワイヤーの交換もしました。
クラッチワイヤーはFX400用(品番54011-100)を使用しました。