Z750FOUR D1 Z2系エンジンチューニング&フレーム補強その17
2011.06.10 Friday
強力馬力単車屋 WIZARD-2
Z750D-1:フロントスプロケットはサンスターの530-18T、ドライブシャフトは以前FX1D-2のシャフトに交換しているので画像のロックワツシャが使用出来ます。
リアは530-42Tにしました。減速比2.333となります。純正より少しハイギアになりますが完成後に試乗しましたがなかなか良い感じでした。
Z750D-1のバルタイ:上死点を出します。正回転でピストンが上死点から1mm下がった時のクランク角(分度器の数値)を読みます。針の先を70度に合わせました。
次は逆回転でピストンが1mmリフトした時のクランク角(分度器の角度)を読むと43度でした。(70-43)÷2=13.5 43+13.5=56.5となり分度器の56.5度がトップになります。
ヨシムラのST-1カムのオーバーラップ時の作用角は1mmリフト時にINの開き17.5度。EXの閉じ15度なのでIN56.5-17.5=39度となります。
調整はIN側のバルブを1mmリフトさせたまま、カムスプロケットのボルトを緩めて、カムシャfトが回らないように注意深くクランクを回して分度器の39度と針を合わします。そしてカムスプロケットのボルトを締め付けます。3本共ロックタイトのネジロックを塗っておきました。
EX側も同様に上死点後バルブが閉じる1mm前に15度になるように調整します。
使用されているカムシャフトなのでオーバーラップでバルタイを調整しました。調整できたらクランクを回転させてもう一度測定して確認します。バルタイの調整が終わったらバルブとピストンのクリアランスを確認して完了です。
ヘッドカバー装着。
インシュレーター、BITO R&Dのチタンマフラーに換装。
アルミサイレンサーの転倒傷も応急で修正。
IGコイル取り付け部分に2024(超ジュラルミン)で制作したプレートを取り付けフレームの補強とする。
FCRのリップシール交換。
FCRの同調は黒くて細長いスクリューの上下に連動します。
ガソリンタンクを付けて、エンジンにオイルを回してイグナイターを接続後セル一発始動しました。オイルを回さずにエンジンをかけてはいけません。
FCRの同調を調整。
PMCのRS用ステンエンジンホルダーにD-1のステー取付部分を溶接。これでサイドカバーがバッチリ固定できます。
前オーナーが240kmスピードメーターに交換前の走行が35000km以上なので合計70000km以上走行している事になります。しかし、実際は前前オーナーが15000km以上走行していたエンジンと言う事が判明しまして、合計の走行距離は85000km以上となります。タフなエンジンです。
外装を装着してアルミパーツを磨いて完成!
Z750D1のRS仕様改リニューアルしました。後輪で100PSは超えてるいると思います。速くて安全で楽しく長く乗れる仕様です。
おしまい。
(設定が非公開となっていて公開が遅れました。)
後日談:高速で2**kmオーバーでヤマハ XT1200Zスーパーテネレに付いて行っても安定していたとの事でした。
デジタル電子制御DOHCツインVSアナログ五感制御DOHCインラインFOURのバトル?でしたね。(笑)
Z750D-1:フロントスプロケットはサンスターの530-18T、ドライブシャフトは以前FX1D-2のシャフトに交換しているので画像のロックワツシャが使用出来ます。
リアは530-42Tにしました。減速比2.333となります。純正より少しハイギアになりますが完成後に試乗しましたがなかなか良い感じでした。
Z750D-1のバルタイ:上死点を出します。正回転でピストンが上死点から1mm下がった時のクランク角(分度器の数値)を読みます。針の先を70度に合わせました。
次は逆回転でピストンが1mmリフトした時のクランク角(分度器の角度)を読むと43度でした。(70-43)÷2=13.5 43+13.5=56.5となり分度器の56.5度がトップになります。
ヨシムラのST-1カムのオーバーラップ時の作用角は1mmリフト時にINの開き17.5度。EXの閉じ15度なのでIN56.5-17.5=39度となります。
調整はIN側のバルブを1mmリフトさせたまま、カムスプロケットのボルトを緩めて、カムシャfトが回らないように注意深くクランクを回して分度器の39度と針を合わします。そしてカムスプロケットのボルトを締め付けます。3本共ロックタイトのネジロックを塗っておきました。
EX側も同様に上死点後バルブが閉じる1mm前に15度になるように調整します。
使用されているカムシャフトなのでオーバーラップでバルタイを調整しました。調整できたらクランクを回転させてもう一度測定して確認します。バルタイの調整が終わったらバルブとピストンのクリアランスを確認して完了です。
ヘッドカバー装着。
インシュレーター、BITO R&Dのチタンマフラーに換装。
アルミサイレンサーの転倒傷も応急で修正。
IGコイル取り付け部分に2024(超ジュラルミン)で制作したプレートを取り付けフレームの補強とする。
FCRのリップシール交換。
FCRの同調は黒くて細長いスクリューの上下に連動します。
ガソリンタンクを付けて、エンジンにオイルを回してイグナイターを接続後セル一発始動しました。オイルを回さずにエンジンをかけてはいけません。
FCRの同調を調整。
PMCのRS用ステンエンジンホルダーにD-1のステー取付部分を溶接。これでサイドカバーがバッチリ固定できます。
前オーナーが240kmスピードメーターに交換前の走行が35000km以上なので合計70000km以上走行している事になります。しかし、実際は前前オーナーが15000km以上走行していたエンジンと言う事が判明しまして、合計の走行距離は85000km以上となります。タフなエンジンです。
外装を装着してアルミパーツを磨いて完成!
Z750D1のRS仕様改リニューアルしました。後輪で100PSは超えてるいると思います。速くて安全で楽しく長く乗れる仕様です。
おしまい。
(設定が非公開となっていて公開が遅れました。)
後日談:高速で2**kmオーバーでヤマハ XT1200Zスーパーテネレに付いて行っても安定していたとの事でした。
デジタル電子制御DOHCツインVSアナログ五感制御DOHCインラインFOURのバトル?でしたね。(笑)
ヨシムラのバルブセット長調整用のシムを入れた所。 |
ヨシムラインナーシム用リテーナーの重量合わせ。 |
軽量鏡面加工したバルブのセット長計測。 |