73 Z1初期型 キャブレターOH
キジマのφ7(純正は7.5)のフューエルホースとフィルター。キジマのフィルターがリーズナブルでトラブルが少なくて良いです。分解式のタイプは振動等で緩む事が有るので定期的にチェックが必要です。
実油面を計ろうとしたら、やっぱり合わせ面からガソリンが滲み出しました。旧車のキャブにはたまにこの様な事がたまにあります。古いガスケットの時は固着していてガソリンが漏れなかったものが新品のガスケットに交換すると滲んだりします。対策としてキャブレター本体の修正は出来ない(しない方が良い)のでフロートチャンバーの平面出しと耐ガソリン用の液体ガスケットを塗布するしかありません。
長期間放置したZ1Z2系のキャブレターの場合はOH後にジョイント部からダーダーにガソリンが漏れ出したりするので組み付け前にガソリンを流し込んでチェックした方が良い。これはジョイントのラバーが収縮して起こる場合が多いのでガソリンが浸みて来ると一晩位でガソリン漏れが止まる場合が有る。Z1初期のキャブレターのジョイントはアルミパイプにOリングが装着されていましたが後期になってOリング部分がラバー一体成型となりました。また、ジョイント部分がスコスコ軽く動いたらまずガソリンが漏れるのでジョイントを新品に交換しましょう。
Z1 Z2初期のキャブレターの実油面計測用のアダプター。後期の物とドレン形状が違うので初期専用のカワサキ特殊工具となります。
つづく。
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