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2015年4月25日土曜日

Z1 Z2とZ750FX-1 Z1000MK2のステアリングコーンとレース

Z1、Z2純正パーツ専門店750RS(ナナハンアールエス)

ファイヤーボールメモリーにアップしようと思いましたがFX-1の記事を本日アップしたのでこちらにアップしました。
但し、こちらのブログの容量がそろそろ一杯になって来ましたのでZ系の記事は近日中に移動する予定です。

Z1Z2とZ750FX-1、Z1000MK2のステアリングコーンとレースの違いはありません。

同じです。何が違うかと言うとややこしい事にパーツリストのZ1Z2とFX-1、MK2のREFナンバーの順番が違うだけでした。




D1等に設定されているオイルシール下のワッシャ。Z1やZ2にも付きます。
オイルシールの品番92056-003シール下のワッシャの品番92022-231(Z1Z2には設定されてませんが付きます。と言うより付けてた方が次回コーンの打ち替えの時に楽です)


よく見ると雑誌等にオマケで付いているZ2:750RSのパーツリストにはZ1には有るステムのコーンの設定が有りません。探している方の為に下に画像と品番をアップしました。



右が当時物だけどステムコーン。品番92047-012です。今でも品番は生きてます。


そしてワッシャ品番92022-231の他の使用方法を全国の数少ない当ブログファンの方に伝授させて頂きましょう。
特に、これからテーパーローラーベアリングを組む予定の方は試してみるべし。
経験の有る方ならわかると思いますがZ系のテーパーローラーのレースをそのまま打ち込むと次回打ち替えが大変です(と言うより特殊工具も使っても外れません)。と言うのもノーマルのレースを外す時にはフレームのヘッドパイプの内側からレースのでっぱりを叩いたりして外すからです。しかしテーパーローラーのレースを打ち込むとでっぱり部分が無い為に打つ所が有りません(ヘッドパイプの内径とレースの外径がほぼ同じ為)。過去にテーパーローラーのレースに板材を溶接して外した事もありました。結論としてこのワッシャをテーパーローラーのレースの上に組み付けすればでっぱりが出来て次回のレース交換が非常に楽になります。

Z1Z2のステムのテーパーローラーベアリングのレースを何度か外して打ち変えたのですが唯一こちらに画像が有りました。画像のようにプレートを製作してレースに溶接して打ち抜きました。フレームだけにした時は逆さまに出来るので楽ですが、通常だと下側からテーパーローラーのレースへプレートを溶接するので至難の業が必要です。

補足

この際だからパーツ名を覚えておきましょう。
赤丸8番のパーツ名:ステアリングステムヘッドアッパーレース
赤丸9番のパーツ名:ステアリングステムヘッドロアーレース
通常、ベアリング或いはステアリングレースの上下で通用するでしょう。ベアリングの受け皿です。

緑丸6番のパーツ名:ステアリングステムヘッドアッパーコーン
こちらはレースではなくてコーンです。ボールを押える側です。


緑丸12番のパーツ名:ステアリングステムコーン、
皿がレース山型がコーンと覚えておきましょう。

ちなみに15番がステアリングステムです。三又とかステムとかでもOK.

ついでに組み付け方法を伝授。
通常のボールベアリングだとレース側にタップリとグリースを塗布しておく。
難しいのが下側でスティールボールが落ちないようにグリースを塗る。
ステムコーン側にもグリースを塗布してゆっくりと持ち上げる。この時アッパのコーンにもグリースをたっぷり塗布して被せておく。
ステアリングコーンがスティールボールを押えきるまでステムが左右にぶれないようにする。この時ステムのシャフトがコーンアッパーに当らない様にする。
そしてステムナットを締め切るまでステムを持ち上げたままにしておく。一度ステムが下がった場合はやり直したほうが良い。簡単な調整方法としてはステムナットを軽く締めこんでステムの動きが硬くなった所から少し緩める(この時ステムなっとを締め過ぎるとレースが痛むので慎重にやる)最後にフロントホイールを装着して前後のブレを点検しておく。

レースが痛むと低速時に車体が急に傾いたり、左右に振れたりします。これはレースにスティールボールの打痕が付くと凹部をスティールボールが通る時に抵抗となって動きを悪くするからです。直線を走っていても微妙にしてアリングが左右に動いて車体を地面から垂直保とうとしているのでステアリングの動きが悪いと車体の傾きの修正が困難になります。特にZ1Z2等旧車等で乗る機会が少ないとスティールボールの圧がレースの同じ所にかかっているのでレース表面が凹上に痛みやすいので定期的に交換しましょう。

おわり

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